プロフィール
沖縄県大宜味村で陶芸工房を営んでいます。↓蛍窯HPもご覧ください!
ウェブサイトURL:http://www.yamagami-manabu.com/
(移転・リニューアルしました)

2004年11月01日

家の周辺の「怖い」生き物パート2・・・ネズミ

今この文章を書いているときも、背後の台所でネズミが何か悪さをしているのではとちょっとした物音にも神経を尖らせ、気が気ではありません。

恐れていたネズミがこの古い木造の侵入口だらけの家に入り込み、徐々にテリトリーを拡げてきているのです!

ネズミといえば、東京に住んでいたころ勤めていた東銀座のオフィス近くの食堂で厨房を走っていたぶくぶくのドブネズミ、地下鉄の線路脇を走っていた同じくぶくぶくのドブネズミ、旅行中の沖縄・竹富島の民宿で深夜「バリバリッ、バリバリッ」と自分が買っておいたサーターアンダギーをセロファンケースの上からかじる音――この時は隣の部屋の宿泊客(中年のカメラマン)の奇態か?と疑いました――、茂木時代家に2度ちっちゃいのが入り込んできて引き出しの中などけっこう悪さをされたこと、リアルの体験といえばこれくらいです。

この家の先代の借主と先々代の借主が参加していた会合で、先々代はネズミにずいぶん悩まされた、先代は3回しか見ていない、どう?ときかれ、まだいないみたいです、と答えたその次の日に初めてネズミを目撃しました。聞いていたのか?

はじめは遠慮がちだったネズミもどんどんずうずうしくなって目の前をさあーっと駆け抜けていくようになりました。わなを仕掛けても、何度か失敗したり、4匹捕獲してからもまだ天井裏でかさこそ音がしたり、かなり神経が磨り減ります。石鹸はすごい勢いでかじる、発酵中のパンを食べる、いただいたばかりの差し入れのオムレツを食べる、などなど、実害も続出。怒りと気持ち悪さは日に日に増殖していきます。最初は台所周辺をあさっていましたが、のちに生活スペースにも進出してきて、引き出しやおもちゃ箱の中身をかじられました。そして押入れの羽根布団に大量のフンを発見したときには泣きそうになってしまいました。でもどうやら相手は押入れの中は気づかれていないと思っている様子なので、すぐネズミ捕りを仕掛けると、即つかまりました。

ネズミを捕獲できたときは、してやったりという達成感と、それを片付けなければといういやーな気持ちがミックスし、どうもすっきりしません。(ネズミシートを片付ける作業はどうしても私には出来ず、山上にやってもらっています。染色の勉強で沖縄に来ている女の子などはこういう古い家に一人で住んで、ゴキブリやネズミと一人で格闘しているので、そういう話を聞くと、たくましくならなければ、と思うのですが・・・)それでもいつもお風呂場でされていたフンがなくなったため、一番の古株だったのではと推測。何度か失敗しているのでこいつを取ったのは大きい、と少し喜ぶ。でも翌日掃除していたら、近辺にネズミ捕りシートの粘着材が付着しており、別のネズミもいて、逃げたのではないかと、愕然とする・・・。インターネットで調べると、捕獲が非常に難しい種類もいて、都会でも大きな問題になっているらしい、ということもわかり、さらにブルーに。そして案の定、しばらくすると別のネズミの形跡が・・・。

屋根裏を走り回る音は、屋根が薄っぺらなものでとても大きく、不快です。生ごみの処理には気を使いますし、不潔な感じがするし、わなも、処理がいやなので、毎朝かかっていて欲しいような欲しくないような心境で・・・疲れます。

とにかく毎日頭の中がネズミの事でいっぱい!アジアのどこかの家の写真が目に入ってきたら、「すき間だらけでねずみがいっぱいいそう」と思ってしまったり、子供に読んでやる絵本でもやたらとネズミが目についたり、子供が昔かじったカルタをみても、もしやここまでネズミが・・・と一瞬ひるんでしまったり、なんでもネズミに結び付けたくなってしまいます。

猫を飼うといなくなくなるそうなので、あまりいて欲しくない猫をあずけてもいいという人から強引に借りてきましたがすぐにいなくなってしまいました。その時は効果抜群でしたが・・・やる事なす事うまくいかない!とまたイライラが募り・・・

猫がいなくなった日に、近所の似たような家に住んでいる人に事情を話したら、「うちは猫がいるけどねずみいっぱいいるー。」ええー!これは大ショックでした。子猫をもらう事になっているのに・・・。「食パンとか粉とかしょっちゅうやられて、ネズミ捕りシートで取ったと思ったらまたすぐ入ってきて。古い家で穴だらけだからさあー。」私が絶句していると、「そのうち慣れるさ」と。慣れることがあるなんて信じられませんでしたが、そうか、慣れるのか、慣れればいいのか、と新しい考え方にずいぶん救われた事も確かでした。



毎日ネズミに関する新事実が。ここのところ3日連続で4匹捕獲。猫を借りてきたのが功を奏して、一日ネズミが出てこられなかったようでおなかをすかせていたらしく、いつもよりなりふりかまわずゴミ箱でバリバリやっている音が聞こえたので「こらー!!!」と脅かすと、いつもはかからなかった粘着シートにかかったのです!大きいやつでした。その日以来被害が減ったので、こいつもかなりの古株だったはず。それでもなぜか次の日もその次の日も面白いようにかかりました。

そんなこんなで、ちょっとネズミの扱いもわかった気になって気分が楽になり、人に逢うたびに「ネズミが・・・」なんていっていたら、ある人が、「ねずみは捕り逃したらだめなのよ。捕り逃したら、自分を仕掛けようとしていた人のにおいをかぎ分けて、その人に復讐するんだから。たんすの裏から穴を開けて、一番上等な服の目立つところをかじったり汚したりするんだから。(布団をやられたといったら)ふとんならまだいいさー、私なんてねえ、上等な服を二回もやられてさ、云々かんぬん、賢いよーねずみは。たんすの裏、調べてごらん」なんて、新情報をもらってしまいました。怖くてまだ調べていません・・・

そして2,3日はネズミもかからない日が続き、とりあえず落ち着いたかな、と思ったら、ヤモリと間違うような小さなネズミを発見。でも何だか様子が変なのです。小さいだけでなくとてもドンくさく、音にもあまり反応しません。どうやら新生児みたいなのです!これなら取れそう、と思い、どうにか閉じ込めるとまた一匹出てきた、新生児が!こっちはえび取り網で捕獲し、私しか家にいなかったので外に持っていくと、近所の小学生が「かわいい!飼う!」とさすっています。「もう一匹家にいて閉じ込めてるんだけど」というと「それも取る!」というので、家に連れてきて取ってもらいました。確かに目も開いてない新生児で、動きも不自由だしかわいいのです。でも私にとってはネズミの子はネズミ。もらってくれるなんてラッキー、早く家に持って帰って!と思っていたら、その子のお父さんが通りかかって「絶対だめ」とのこと。そりゃそーですよね・・・。仕方なくあとで山上に頼んで捨ててきてもらいましたが・・・ねずみは一度に10匹くらい子供を産むはずなのであと8匹くらい新生児がいるはずと思うと、ネズミから立ち直りかけていた気持ちがまたなえそうになるのでした。でもしばらくたった今も赤ちゃんは見ていないので、屋根裏で何かが起こっていなくなったと考える事にしました。



子供の物語には、それはそれはたくさんのネズミが登場します。ミッキーマウスにぐりとぐら、14匹のネズミシリーズ・・・半分以上ネズミが主人公なのでは?うっまたネズミ・・・と思いながら読み聞かせています。子供のこういったお話を作った人はネズミが好きなのかしら?台所を荒らされたことが無いのか?単にかわいいキャラクターとして登場する事もあれば、ネズミを邪魔者扱いする人間を戒める話もあります。主人公のネズミの言葉を、子供は理解できるけど大人は出来ない、なんていうのもありました。躍起になってネズミを取ろうとしたり、ネズミを怖がったり嫌ったりする自分はひょっとして何か大切な事を忘れてしまっている・・・?などと考え、本屋さんでもついつい「ハツカネズミと人間」(スタインベック)という小説に手が伸びてしまったりして、なかなか思考がネズミから離れてくれません。(面白い小説でしたが、私が求めている答えは見出せませんでした)

山上の実家に話すと「ネズミなんてなんやえらい懐かしいかんじやねー」「ネズミがまだいるなんてある意味環境がいいんじゃない、ここらじゃいないんだから」とのこと。他の、親の世代の方たちにも何人か聞いてみますと、都会でもだいたいどの家でも昔は屋根裏を走り回っていたらしく、ある程度共存していたようです。





―ついにネズミを処理する―

書いても書いてもネズミに関する新しい出来事が起こるので、読み返してみてもわれながらしつこい、と思うほど長くなってしまいました。

ある朝、ネズミが粘着シートにかかっていました。山上は朝早く仕事場に行っていていません。ねずみは生きていてちゅうちゅう言っています。その横で朝ごはんを作るのは耐えられなかったので、意を決して粘着シートを取り上げ水の中へ浸けました。窒息死させるためです。前の日にまた性懲りもなくネズミの話を持ちかけた相手が、粘着シートにかかってもネズミはどうにかして逃げ出すことがあるから息の根を止めないといけないんだって、と言うのです。こうして私も一皮向けました。



さてその後何匹か捕獲した後、ネズミの侵入穴と思われる場所を数箇所山上にふさいでもらいました。そして阪神の展示会(10月21〜27)終了後、子猫を2匹もらってきました。これで猫たちが大きくなればネズミ騒動もひとまず終焉を迎える・・・はず?



こう思ったり書いたり話したりするとまたチューっとでてくるのでしょうが。



案の定、これを書いた朝も、ネズミの痕跡を発見してしまいました。きりがないので、ネズミの項はここでいったん終わりにします。

副産物の子猫たちは、とってもかわいいです!早く大きくならないで欲しいような、大きくなってネズミを取って欲しいような・・・。

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