プロフィール
沖縄県大宜味村で陶芸工房を営んでいます。↓蛍窯HPもご覧ください!
ウェブサイトURL:http://www.yamagami-manabu.com/
(移転・リニューアルしました)

2006年02月27日

手作り味噌

かもいさんが教えてくれた新庄シビシビページにしばしはまる。
新庄のお尻がほかの選手よりあんなにス・テ・キなのは、
体がシャープに見える特注ユニフォームの功績だそうです。なるほどなっとく!

おっとっと、味噌の話でした。

先日、念願のお味噌作りを行いました。
うきうきしすぎたせいか、仕込みの前日には知恵熱を出してしまいました。

村の設備を借りて、麹立てからやる、ということで、
全部で3回作業所に足を運びました。

1・2回目が、麹作り。

米をよく洗って水につけてから、蒸して、冷まして、種麹をまんべんなくまぶしてから、密閉し、発酵させます。(1回目)

発酵したら、塩と泡盛をまぶして発酵止めをします。(2回目)

村の設備には、@米を洗う機械A大容量の蒸し器B発酵機があり、失敗なく麹が立てられるようです。

3回目が仕込み。

大豆をよく洗ってやわらかくなるまでゆで、

miso1.jpg

冷ましてから麹・塩と混ぜたら、

miso2.jpg

つぶして、

miso3.jpg

容器に詰めます。

村の設備には@大容量の鍋A原料をつぶすミンチの機械があります。
(書くと簡単なようですが、大豆をつぶす行程は、機械がない場合かなり大変だそうです。容器に詰めるのも、団子状にしたものを空気を抜きながら押して詰めていくので、かなり手間がかかります。)

これを、3ヶ月以上熟成させます。

材料は、
米 30キロ → 栃木の有機栽培米。15,000円。
大豆 30キロ → 産直の国産大豆。10,000円。
塩 10キロ → 梅丹本舗が梅干に使っているという天日塩。8,000円。
泡盛30度一升

というふうに、せっかくだからと原料にもこだわってみました。

市販の味噌、一番気になっていたのは、塩。
家で調理に使う塩は、とりあえず自然塩ぽいものを使って、いわゆる精製塩は避けていますが、
かなり大量に使われていると思われる味噌の塩は、あやしい。
なので、今回は、値段が少し張るけれどもミネラルが多く含まれる天日塩を選んでみました。
(塩には本当にいろいろな種類があって難しいです)

できあがりは、112キロで、設備使用量などを含めたキロ単価は350円ほどです。
これは人件費を含まない原価ですが、この値段なら市販のものと比べても遜色ありません。
というか、市販の200円くらいの味噌ってどうなってるの???と疑いたくなります。
(ちなみに、米を9,000円の標準米、塩を精製塩にして1,000円に抑えたらキロ230円ほど)
(ちなみに、沖縄の海の塩、ということでこだわって粟国の塩を使ったらキロ490円ほど)

味噌に米が半分も使われているとは、意外でした。
(これは甘めの沖縄の味噌独特の配合のようです。米が多い味噌は熟成期間が短いらしい)
美味しいお米を使えば、味もずいぶん違うはず、と期待しています。

3ヵ月後が楽しみです。

次は、家庭でできる玄米味噌に挑戦しようと思っています。
味噌作りを親から子へ伝えよう、と提唱している方と今回知り合いになったので、
近いうちに習いに行こうと思っています。

なんだか一回目の味噌ができあがる前から盛り上がっていますが、
パン作りのように日常に組み込んで、ずっと続けていけたらいいな、と思っています。



posted by じんじん at 18:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 手作りみそ(わんから) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月24日

日ハムキャンプでSHINJO目撃

徒歩30分くらいで歩いていけるところに、
「なぜこんなところに?」と首をかしげるほど立派な球場が建設されました。
今年は、日ハムの2軍キャンプが張られています。

沖縄(の田舎?)では、部落や市町村放送というのがあります。
この放送で、
「土曜日に日ハムの紅白戦が開催されます。
出場選手は、新庄、小笠原、ダルビッシュ・・・」
と流れていたのを前日に聞きつけ 、
ピクニックがてら歩いて球場へ足を運んでみました。

お目当てはもちろん、新庄!
派手なデビュー当時から、
このひとの引力にはどうも抗いがたいのです。

ほんとに出るのかな〜と半分期待してませんでしたが、いたいた、赤いリストバンド!
やっぱり目立つ〜!
(日焼けした顔に白い歯も、目立つ〜・・・目立ちすぎ。)
この人、体はそんなに大きくないのに、グラウンドに立つととても大きく見えます。
オーラにくらくら・・・。

shinjo1.jpg

そして、野球選手なのにこのスタイルの良さ!
じろじろお尻とか見てしまい、おばさんです、もう。

shinjo3.jpg

守備も優雅にこなし、ホームランも打ってくれました。
大・満・足です。

出番が終わったら、外でファンサービスもしてくれ、シャッターチャンスにも恵まれました。

shinjo2.jpg

でもやっぱりなんといってもグラウンドにいるときが輝いているなあ。
よっ、スター!


家に帰ってから何度も何度も
「新庄見られてよかったねえ、かっこよかったねえ・・・!」と口に出してしまう私でした。
山上も、「男の俺が見ても色気を感じる」と、認めざるを得ないふうでした。
posted by じんじん at 13:37| Comment(9) | TrackBack(0) | 沖縄って・・・! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

東村のお茶屋「山甌」で螢窯のうつわ

われわれの住む部落から、山を越えて沖縄本島の反対側に出ると、東村の高江という部落に着くそうです。
「着くそうです」というのは、車が通れる道があるわけではないから。
ひ弱な私たちは、歩いて行ったことがありません。

戦後物資がない時代は、このあたりの子供たちは高江まで歩いていって、米軍の缶詰などを拾いに行ったのだとか。

その高江という部落に、「山甌(やまがめ)」というお茶屋さんがあります。

ここで、16日から3月ごろまで、螢窯のお皿を使って料理を出してくださいます。
しかも、今なら猪汁が食べられます!
(期間限定:詳しくは「山甌」にお問い合わせください)

hego.jpg

こんなジャングルのなかでお茶できます。

2plates.jpg


金曜日に、行ってきました。

猪汁と、石釜ピザを注文。

shishi.jpg

猪汁は、皮まで柔らかく煮込んであり、具沢山、ボリュームたっぷりで、味も抜群。
ごはんは玄米なので(右下の一膳用土鍋に入っています)、おなかにもずっしりきました。

pizza.jpg

ピザのトッピングは、野草&スクガラス(アイゴという小魚の塩漬け)。
野草は、スタッフのYちゃんが庭から採ってきていました。
生地は、いまはりんごの自家酵母だそうで、甘酸っぱい香りがして、
しかも石釜で焼いているので、ホンモノの味わい深さです。

うちも石釜つくりたい!!


coffee.jpg

食後は自家焙煎コーヒー。

ここで飲んだコーヒーが美味しかったのも、うちで自家焙煎を始めるきっかけでした。


沖縄では珍しくなってしまった、人の手でいじられていいない川、
これまた沖縄では珍しい杉林、
そして濃密な空気の亜熱帯植物。

これらの中にひっそりとたたずむユニークなスポットです。

是非一度足をお運びください。

* * * * * *

昨年12月のサバニカフェから始まり、
螢窯の器を使っていただく企画を頻繁に行っています。

その場所の雰囲気や、料理人、盛る料理によって、
お皿の表情が変わって見えて、とても興味深いです。

その道のプロの人に使っていただく醍醐味も感じています。

いろいろな人に手作りのうつわを使っていただき、
やきもの・やちむんに関心を持っていただける機会になれば、と思っています。

今年はこんな企画を積極的に立てていきたいと考えています。
posted by じんじん at 10:16| Comment(3) | TrackBack(0) | やきもの・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月12日

阪神キャンプ@沖縄 練習試合

今日は、車で30分くらいで行ける名護で、日ハム対阪神の練習試合があるというので、行ってきました。

あ、念のため、うちは筋金入りのトラキチです。

同じカードの練習試合を去年見に行ったときは、12対0という散々な結果。
日ハムの選手たち、ユニフォームのせいもあってか、大きく見えたものでした。
阪神の選手は全体に小粒なイメージ・・・。
でも(日本シリーズのダメージがあまりに大きくてみんな忘れてるかもしれないけど)
それでもリーグ優勝しましたね!

ああそれにしても、沖縄に来てよかったことベスト3に入る、プロ野球キャンプin沖縄。

今日も、球場に入るとぱっと開ける視界に飛び込むわがタイガースの面々が、目にまぶしい。

tigers.jpg

バスツアー客もみかけましたが、やはり遠く離れた沖縄だしまだキャンプ中、ということで、普通に行ってもわりとのんびりしています。
席も難なく取れるし、フェンス際の写真も撮り放題。
(そのわりに、あまりいい写真撮れず:去年も同じく)

フェンスにひっついていたら、背番号90番のコーチらしき人が、
「ボールあげよう」と、子供に使用済みの硬球を投げてくれました。
いちおう私があたふたしながらキャッチ。

球場でもらった「2006年 阪神タイガースメンバー」によると、
90番は、トレーニングコーチ・続木俊之さんですって。
1958年生まれ、愛媛県出身。

うーん、チームの方とのわずかだけど心温まる交流・・しびれました。
ありがとうございましたっ!


試合は、9回表に2点差をひっくり返す5点の猛攻で、結果6対9。
見事勝利でした。

今日は、金本・矢野・今岡といった大御所は出ていませんでした。
そういう面々を見るには平日に行かなくてはいけないようです。
去年は一日仕事を休んで行ったのでしたが、
今年は出遅れてしまいました。

ああそれにしても、キャンプは良い。



posted by じんじん at 23:05| Comment(5) | TrackBack(1) | 沖縄って・・・! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月10日

うちなーCafeゆるゆるで土鍋料理(土日祝)

2月いっぱいのコラボ企画のご案内です。

沖縄・那覇のおうちカフェ、「うちなーcafeゆるゆる」にて、
週末限定で螢窯の土鍋を使った料理が食べられます。

「ゆるゆる」は那覇の中心部とは思えないほどの緑に包まれた、赤瓦のオーガニックカフェ。
体に優しい素材にこだわった、エスニックな料理が楽しめます。

週末メニューで用意してくれている土鍋料理は、
その日によって韓流ゆしどうふだったり、ほかのメニューだったりするそうです。

先日、お邪魔してきました。
名前のとおりゆるゆるしてしまう、落ち着いた空間で、那覇の雑踏からはなれてほっとできる時間がすごせました。
行ったのは平日だったので、土鍋メニューは食べられませんでしたが、小麦胚芽入り沖縄そばとビビンバ、両方とも素材の味がきちんとしてとても美味しく、しかもヘルシーなのになぜかおなかにずっしり来ました。

気さくなオーナーさん(男性)との会話も楽しいです!

うちなーcafeゆるゆる
沖縄県那覇市楚辺276
phone 098-854-6366

・・・・・

今回の企画を組んでくださったのは、ギャラリーピアチェーレ
ゆるゆるさんのご近所です。
こちらでも少しですが作品を展示していただいています。
木工・ガラス・陶器などの工芸品の展示のほか、
新しい視点のイベントも随時企画なさっています。

ギャラリーピアチェーレ
沖縄県那覇市泉崎2-9-13
phone 098-831-9898

posted by じんじん at 19:27| Comment(5) | TrackBack(0) | やきもの・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

「森の自然学校」パート4

森の自然学校」(稲本正著 岩波新書)紹介の、最終回です、やっと。

●木の家を見直す

日本人なら、なんとなく木造の家が落ち着く、と感じる人、多いのではないでしょうか。
この本によると、木でできた家は、光や音、香り、触覚に関して、理論的にも落ち着いてゆったりする効果があるそうです。

木材が育ったのと同じ年月それが存続したなら木材資源はなくならない。しかも国産材を使うことが日本の森の維持につながる。
それならば家を建てる際に国産材を積極的に使えばよさそうなのに、「値段」という壁に阻まれているのが現状のようです。
似たような機能のものを並べて、国産は5割高い、5割すなわち数百万、となると、誰でも躊躇してしまうかもしれません。

でも見方を変えれば、建築の中で構造に関する材料費が占める割合は2割程度なので、材料費が1・5倍になったところで建築全体では一割くらいしか高くならない。材料は高くても、耐久性がいいし、ちゃんと作れば100年使える木造建築が出来上がるから一割の価値はある、と稲本さんは指摘しています。

・・・・

今作られている家で、100年使うことを想定して建てられている家ってどれくらいあるのでしょうか。

築26〜7年の実家も、取り壊してマンションにすることを検討しているようです。
そのほうが「経済的」ということらしい。

中古の家を買って、安かったのはいいけれどリフォームにお金がかかって仕方ないから新築のほうがいい、という話も聞きます。

都会では、土地つき建物の建物のほうは下手すると築15年くらいで査定価格がゼロになってしまうのですよね。数千万円もかけて、15年で評価ゼロ・・・。

都会に住む場合、マンションにしろ一軒家にしろ、普通に新築を買おうと思ったら3000万〜5000万くらいはかかるのでしょうか。(もちろんピンきりでしょうが)
相場がこれくらいとはいえ、冷静に考えるとすごい額です。

よほど恵まれている人でない場合、30年ローンを組み、利子の分何割か余分に払う。

こんなに苦しいのなら、削れるところは予算を削りたい、と思う。すると原材料しかない、ということになるのだろうなあ。

でも実はこの3000万〜5000万の内訳は、都会の異常に高い地価や、ゼネコンが業者からピンはねするお金がかなりの割合を占めていたりしますよね。

利子とか地価とか、「経済」の世界ではメジャーだけど実体のないものが台頭していて、片や「日本の森林」という実体が消え去ってしまう構造・・・。
安い外材に対する競争力がないという理由で身近な森が機能しなくなる、というのは悲しい現実だなあ。

私は田舎に来る前、サラリーマンをしていてローンが組める状況にあったら、家は5000万くらいはかかるもの、と思い込んでいました。
でも都会を離れて、やり方を工夫すれば、半分から3分の1くらいで家は建つという例をたくさん見てきました。(栃木の家もそうでした。)
直接大工さんに頼むとか、内装を自分たちでやるとか、システムキッチンは必須という発想を捨てるとか(もしくはリサイクルを探すとか)、子供1人に1部屋神話に疑問を投げかけてみるとか。
発想を変えて払いすぎを見直して、かけるべきところにお金をかける、そんな風に考えてみてもいいのでは、と今は思うようになりました。

・・・・・・・・・

稲本さんの本を読み、日本の森林の状況をざっとですがつかむことができました。
木というのは鉱物と異なり、わたしたちに優しく働きかけてくれる精霊が宿る存在・・・そんなことを森に入ると感じます。

「生命としての木」という視点から語ってくれたこの本は、身の回りにある木を原料としてできたものを見る目をよりやさしいものに変えてくれました。

孫まで住める家を建てる。こんなロマンチックなことを自分もしてみたい!

けれど現実には、そういった投資をすべき価値がある土地をみつけるのもなかなか困難な自分たち個人のケースひとつをとっても難しく、なかなか一筋縄ではいかないのでありました。

2006年02月06日

「森の自然学校」パート3

●日本の森
日本の森林は、再生がもっとも大切なのだそうです。
文明的なものは極力入れないようにすべき原生林は森林全体のたった2.3%。
55%以上を占める二次林(一度伐採したあと自然に育ってきた森)のうち、70〜80年以上経って自然生態系が豊かになった森(二次林のうち10%強)以外は、保護が必要。
41%はスギやヒノキを植林した人工林で、常に手を入れなければいけない。
つまり、森林全体の80%以上は人間が相当に手を加え自然度合いをチェックすることが必要だそうです。

森林全体の41%にあたる人工林を良くするためにはなによりも「日本の木材を使った木造建築を増やすこと」。
日本の木が建築に使われたなら、林業家にお金が入り、森林が手入れされ、よりよい人工林に変わります。
人工林は、木材を取るまでに時間がかかるばかりではく、下草刈りや枝打ちなど、維持に非常に手間がかかるのですが、輸入材が増え、後継者不足で最悪な展開になっているそうです。
1997年の林業後継者は1000人で、全国の市町村の数より少ない、除・間伐が進まず不健康になり始めている人工林が7割を超えているという話もある、その結果台風などでほとんど倒れてしまう被害を受けた林業家もかなりいる、などなど。
この絶望的状況から逃れるためには、若者を教育する機関を作り、国や民間団体が資金面や運用面でバックアップするしかない、と稲本さんは提唱しています。

実は一番問題なのは、一度刈られてその後放置されてできた、二次的広葉樹林だそうです。
いっせいに刈られてしまった山は、木が同時に育ち、優劣がつきにくく、1000本くらいが理想のところへ数10万本もがいつまでもひしめきあい、そうなるとブッシュ状態で鳥も飛ばなければ小動物も入り込まない。すると、ある特殊な昆虫が異常発生したり陽のあたらない林床で大切なバクテリアがまったく増えなくなったりするそうです。保全林の指定を受けながらもこれに近い荒れたままの二次林も相当見受けられるし、クマザサが一面におおい、樹木が育たなくなってしまっている「地目だけが山林」も増えているとのことです。
このような林も100年近くたてば原生の森林に近くなっていくこともありますが、現在の地球上の森林の荒廃状況を考えると、100年という時間は長すぎだし、二酸化炭素濃度の上昇や水の汚染を最も力強く食い止めるのは健全な森林であることは言うまでもないのに、このような危機的状況は認識さえされていない、と訴えています。

栃木時代は里山に暮らしていて、「問題」の、手入れされていない二次的広葉樹林も近くにありましたが、当時はそれが「問題だ」とは認識していなかったので、ここを読んだときはちょっと衝撃でした。

稲本さん率いる、森林の再生のための林業の後継者育成や森林インストラクターの養成は、教育ノウハウは十分あるにもかかわらず、なかなかうまくいかないといいます。
まず、林業の後継者を養成しても就職先がないという現実。
さらに、森林を舞台にした実習は、収入があるどころか出費がかさんでしまう。国有林も民有林も大赤字で、お金を取ることができず、山に入るための交通費・宿泊費、ときには道具も自前になってしまうから、とのことです。


パート4に続く

2006年02月03日

「森の自然学校」パート2

前回にひきつづき、「森の自然学校」(稲本正著 岩波新書)の紹介です。

●木にとっての不幸。

さて、木にとって最悪なところで近代文明と接点ができてしまいました。

まず、紙。
西洋紙は、何十年から何百年かけて育った木をチップにして作られます。
中性紙はまだしも、酸性紙は30年ほどでぼろぼろになります。
それでも単行本になる紙はまだ幸福で、雑誌や新聞はちょっと見られてすぐ捨てられてしまい、ティッシュやトイレットペーパーときたら、ほとんど一瞬で用無しになってしまい、再生紙になる可能性もありません。
国内の木材使用量全体の40%が紙になっているそうです。

もうひとつは、コンパネを主とした使い捨ての合板。
コンクリートを固めるために使われる型枠用の合板は、使い捨てのケースが多いのだそうです(3〜4回使ってから捨てられることもあるそうですが)。梱包材としても使い捨てされることが多いということです。

この本によると、型枠用合板と梱包材で木材使用量全体の13%を占めており、紙まで入れたら53%になるのだそうです。
のこりの45%は建造物や家具に使われます。


とにかく一番問題なのは、短い時間でごみになったり燃やされたりすることです。
紙もコンパネも、木材資源としては異例なほど生産にエネルギーを使い、やっとできあがったとおもったら、たった一回のほんの少しの使用ですぐ寿命を終えてしまっています。このような使い方が主では木材資源はすぐに枯渇してしまいます。

しかし、家具や家に木材が使われ、その木材が育ったのと同じ年月それが存続したなら木材資源はなくならないそうです。
木材は、適正な使い方をしたら数百年も十分に使用可能なのだそうですよ!

(注:ここでいう「木材」は、合板ではないもの。合板は、耐久年数が低く、長持ちしません。しかも、合板の家具は熱帯材を使っていることが多いのだそうです。また合板は、修理にも向かないそうです。ホルムアルデヒドの問題もありますし、カビも生えやすいです。)

パート3に続く

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