プロフィール
沖縄県大宜味村で陶芸工房を営んでいます。↓蛍窯HPもご覧ください!
ウェブサイトURL:http://www.yamagami-manabu.com/
(移転・リニューアルしました)

2006年04月26日

桐箱

少し前の仕事ですが、
お使い物を桐箱に入れて、という注文がありました。

kiribako.jpg

山上が箱書きをしたあと、箱詰めをしたのですが、
桐の柔らかくあたたかみのある手触りに改めてうっとりしました。
桐を床材にすると、傷つきやすいけれどとても暖かく、足が冷えにくい、という新聞記事を読んだことを思い出しました。
そして、同じ器でも、木の箱に入れるときりりと立派に見えるなあ・・・と、木箱の注文をいただくたびに抱く感想を今回も抱きました。

ところでこの桐、たしかアメリカ桐です。
日本の森林を守る観点から(!)、次は日本産の桐にしてみようかと思い、問い合わせたところ、ここの箱屋さんでは価格が高く注文もほとんどないので扱っていない、とのことでした。

まあそういわずに、といいたいところですが、焼き物に対してはあくまで脇役の箱ですから、器の価格とのバランスから言ってもやはりそんなにはお金はかけられません(うちの場合)。

ここは焼き物自体の値段が高い大先生たちに期待したいところです。

2006年04月23日

大宜味の手仕事展:いぎみてぃぐま

気がつくと2週間も経ってしまっていますが・・・。

4月6〜8日に開催された「いぎみてぃぐま」展の紹介です。

人口3,000人の小さな村に、こんなにもたくさんのバラエティに富んだ工芸家たちが活動しているとは、と展示を見て改めて思わされました。
こじんまりとしているけれど中身が濃い、いい企画で、
初参加の去年から次回を楽しみにしていたのです。

(うっかりして自分のブースの写真を撮るのを忘れてしまいましたが
なにせマラソン湯呑みのさなかだったので新作が発表できず、ちょっとさみしかったです)


照屋さんの照明。

teruya.jpg

芭蕉の繊維で作った芭蕉紙と流木を使って作品作りをしていらっしゃいます。
素朴でぬくもりのある照明器具たちはとても人気があります。
写真の作品は、うちがゲットしたものです。



長坂由紀子さんの漆喰シーサー。

yuki.jpg

愛嬌のある顔がなんともいえません。
しっくいや赤瓦、シーグラスといった、沖縄特有の素材で作られています。
シーサーはやはり、一つ一つ顔が違うのが面白いです。



お隣ブースの玉城さん。

tamaki.jpg

使ってほっとする器たち。
やさしい絵付けがとてもいいのです。



そのまた隣の福田さん。

fukuda.jpg

いつもすごい人気で、初日の朝からファンの方たちが食器をかちゃかちゃさせる音が会場に響きます。

玉城さんや福田さんの器が食卓に上ると、とても沖縄らしい雰囲気になります。



芭蕉布の平山ふさえさんの作品。

fusaebag.jpg

fusaeonion.jpg

2番目の写真の作品は、たまねぎで着色したそうです。
この作品、わたしも製作に関わっているんです。
なーんて、たいしたことではないですよ、もちろん。

芭蕉布を作る気の遠くなるような行程の中に、
芭蕉の繊維を裂いて糸状にする「苧績み」という、外出しされることが多い作業があり、
わたしも平山さんの「苧績み」をごくわずかながら請け負っています。
当初勝手がわからず太くなってしまった糸が、厚みのあるマットに変身した、ということです。

この「苧績み」に使う竹のかごがすごく素敵で、県内で唯一作れるというふれこみの竹細工職人に昨年末頼んだのだけど、そういえばいまだにできてこないなあ・・・。



島袋文正さんの南蛮焼。

bunsei.jpg

とてもこだわりをもって作品作りをしていらっしゃいます。
いつか使ってみたいのです。
(ちょっとお値段が張るのです。)



亀井たゆまさんの木工作品。

kamei.jpg

カラフルな色使いと、沖縄には少ないシャープなデザインが特徴です。



大海さんのシーサー。

ohgai.jpg

「正統派」シーサーです。
ほかにも「シーサー香炉」や「ブタシーサー(?)」などいろいろあってどれをフィーチャーしようか迷ってしまいました。


作家さんや作品たちのごく一部しか紹介できないのがとても残念です。

皆さん、来年は是非この時期にあわせて沖縄へいらして、
「いぎみてぃぐま」へGo!


posted by じんじん at 23:00| Comment(12) | TrackBack(1) | やきもの・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

マラソン湯呑み終了

ブログを読んでくれた友人が、
「湯呑み作り、マラソンみたいだね」とメールをくれました。

そのマラソンのようなマラソン記念品の湯呑みづくり、総数1030個、15日に無事納品し、ようやく終了しました!
16日には息子二人と「塩屋トリムマラソン大会」3キロコース、完走してきました。
(湯呑みも3個ももらいました)
ふうーっとなっているここ数日間です。

こちらへきて、マラソン大会があちこちの自治体で開催されることに驚きましたが、参加するのはこれが2大会目。
「トリムマラソン」とは、あらかじめ申告したタイムに最も近かった人が勝ち、というもの。知ってました?
速さ競争ではないのでゆっくり楽しめながら走れる、というコンセプトのようです。

運動とは縁が遠い私ですし、ひょっとすると3キロ走ったのなんて生まれて初めてかも・・・。
posted by じんじん at 22:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 家族・日常ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月11日

長男の入学式&夜の入学祝い

大宜味村の手仕事展「いぎみてぃぐま」を週末に終え、
(この報告は後日)
翌日の10日は、長男の小学校入学式でした。

新入生は、8人。
ここ数年、5〜7人だったようで、みな「上等さ〜!」と喜んでくれています。

全校生徒40名くらいといっていたかな。

私の母も東京から駆けつけてくれました。


式場への入場は、親子で手をつないで花のアーチをくぐるというのがこちらの小学校の趣向だそうで、なんとなくいい感じです。

母が感激していたのが、対面式の席順。
普通はみなが壇上に向かって座るのでお互いの顔が見えないそうなのですが、
全員が中央を向くように配置されていたのがすごく親しみやすくてよかった、と言っていました。


全校生徒です。

一年生と、

school.jpg


その他。

school2.jpg


今年は、1、2年生は単式で、3・4、5・6年生は複式学級だそうです。

複式と聞くと、都会出身者は「えっえーー!?」と思ってしまうし、
学力低下を危惧する声もあるようですが(とくに移住者から)、
当の地元の人たちは、人数が少ない複式は、自主学習の際に先生役が自然にできたりして面白いよ〜、などと言っていて、満足しているようでした。
(ただやっぱり一年生は単式が望ましいそうです)

また、人数が少ないことも、自分の経験とあまりに違うためさしたる根拠もなくなんとなく心配でしたが、学校内の役職をほとんどの子がこなすことになるので子供の成長に役立つ、といっていたお母さんもいました。
学力に関しては、できる子はどんな環境でもできる、ということらしいです。
このような話を聞いたおかげで、晴れやかな気持ちで入学式に臨むことができました。

まあ、もちろん過疎なりの問題もあるでしょうから、どこへ行っても長所も短所もあるということなのでしょうが。


* * * * * *


さてさて、小学校入学というのはここらではとても大きな出来事だそうで、
入学式の夜は新入児の家へ回っていってお祝いを子供に渡し、その家で飲んだり食べたりする入学祝の行事がある、ということで、オードブルやお酒を買ってきたりテントを張ったりしていちおううちでもスタンバイしていました。

様子がわからないのでどうなることかと思いましたが、近所の方たちやいつもお世話になっている方たち、それに保育所の保母さんたちまで顔を出してくださり、こじんまりでしたが楽しい酒宴となりました。

10時近くになって回ってきてくださる方もいたのには驚きましたが、
部落の人は新入児全員の家を回るらしいので、たいへんです。

わたしたちもお祝いしてくださる気持ちをしみじみ嬉しく感じて一日を終えることができました。


さあ、明日から早起きだー。






posted by じんじん at 23:19| Comment(13) | TrackBack(0) | 家族・日常ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月06日

部落で最大の行事〜3月3日(さんがつさんにち)

■ ■ ■ 本題の前に、お知らせです。 ■ ■ ■

明日7日(金)から9日(日)まで、
大宜味村の手仕事展「いぎみてぃぐま」が開催されます。
明日は私が店番予定です。
是非皆さん足をお運びくださ〜い!

詳しくは、こちら

仏頂面をしていたら、励ましお願いいたします!

         ■ ■ ■



肉、肉〜!!!

hamauri1.jpg

旧暦3月3日は、沖縄では「浜下り(はまうり)」の行事の日。
各部落でその年の海の安全を願いに浜に出たりします。

行事の内容は部落ごとに異なり、
われわれが住む部落は山の民だということで、
伝統的に豚の血を使った料理:チージミ(血染め)を、男性陣が作る、ということになっています。
旧の3月3日は今年は3月31日(金)でしたが、
行事は4月1日(日)に行われました。

料理は、各班ごとに分かれて行います。
班というのは、部落内で細かく分かれている地区で、
ここの班は子供が多い、とか、ここの班は昔は一番栄えていた、とか、
お互いになんとなく張り合っています。
ちなみにうちの班は、13世帯。
70人分のお重を用意するとのことです。

私は去年も参加し、ワイルドなかんじがとても気に入り、
今年も楽しみにしていました。
豚の血っておいしいんです。
(最近ではふだん肉はあまり食べませんが、
実はヤギとかイノシシとか、ゲテモノ系はかなり好きです)

材料は、豚一頭分、血三頭分。

hamauriliver.jpg

hamaurinakami.jpg

(頭の皮=チラガーも三頭分。)

hamaurichiraga.jpg

これを適宜切り、部位ごとに鍋でゆでて、
特製ソース(豚の血に泡盛はしょうゆなどを加えて煮詰めたもの)で和えます。

hamaurisauce.jpg

hamaurishinmei.jpg


hamaurichijimi.jpg

それをきっちり70切れずつ用意し、お重に詰めていきます。

同時に、ジューシー(沖縄風炊き込みごはん。たいてい肉やヨモギや油が入る)、
血ベースの汁などもつくります。これは女性陣の役目。

昼ごはんは、てんこ盛りのジューシーと汁。
死ぬほど食べました。
ジューシーにも汁にもたっぷり豚肉が入っているので、
まだチージミにありついていない時点ですでに肉は食傷気味に・・・。


食べ終わったらいったん解散し、
夕方再び集合して、お重の残りのチージミ(大量)などをつまみに、宴会。
浜下りの行事はここでは3月3日(さんがつさんにち)と称され、
一年でもっとも大きなイベントと位置づけられているそうです。
それだけに楽しい思い出がたくさんあるそうで、話に花が咲きます。
年にこの日だけ酒を飲むという人もいれば、
ふだんとっても控えめなおじいさんがいい調子になって皆がうれしくなって拍手したり、
わたしも普段あまり接することのない近所の女性たちとゆっくりおしゃべりして、
とてもいい時間が過ごせました。

大量の分け前の肉を前に、無言になってしまいますが、
忘れたころに冷凍庫に入っている分をあれこれアレンジして食べるのは楽しみです。

ちなみに隣部落の人が、
「あんな野蛮な料理」
と言っていました。

ちなみに、ヨーロッパの田舎料理でも豚の血はよく使われるそうです。
血のソーセージなどもあるそうです。

繰り返していいますが、私はこの料理、大好きです。
posted by じんじん at 22:55| Comment(11) | TrackBack(0) | 沖縄って・・・! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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