プロフィール
沖縄県大宜味村で陶芸工房を営んでいます。↓蛍窯HPもご覧ください!
ウェブサイトURL:http://www.yamagami-manabu.com/
(移転・リニューアルしました)

2009年09月30日

古いフライパンと春野家の表札

上等だったり意味があったりして、どうしても捨てられないけれど自分には必要ではない物ってありませんか。そんな物たちが、めでたく持ち主を見つけてもらわれていったお話です。

実家が30年ぶりに引越しし、不要なものが次から次へと湧いてきて、そのたびに母があれは要るかこれは要るかと聞いてきました。そのなかに、私が子供のころから使われていた鉄のフライパンがありました。私が子供のころから油分がこびりついて厚さ3割り増しの状態だったこのフライパン、重くて年寄りには使えないから処分したいとのこと、私が要らないのなら捨てるといいます。家には結婚のお祝いに頂いたステンレスの大きなものがあるのでおそらく使わないし、使わないものをストックする場所もないのですが、30年以上活躍してくれた愛着のある道具でしかも鉄、捨てるのはあまりに忍びないので、とりあえず引き取りました。
2週間ほどのちに、知人が遊びに来ました。帰り際にふと、「どこかに鉄のフライパン売ってないかしら。ここらじゃどこ探したってないのよね」と言うではありませんか。「ここにあるよここに!」ということで、晴れて必要とされているところへ引き取られて行きました。道具の扱いのプロであるお嫁さんの指導により、このフライパンは30年分のこびりつきをとってもらい、スリムでぴかぴかになったとのこと(母に見せてあげたい:こびこびのまま使うものだと思っていました)。フライパン君、今までありがとう、そして素敵なオーナーのために、美味しい料理を作ってね。

                 * * *

「茶の味」という映画をご存知でしょうか。(2003年、石井克人監督。)この映画、以前暮らしていた栃木県茂木町の家のすぐ近所で撮影されました。ゴミ捨て場横の空き地にあっという間に「春野家」が建てられ、撮影が終わったらすぐに解体されました。ごみ捨てのついでに記念品を物色した際、転がっていた門柱(古い石に見えるけどプラスチック)と、「春野」という表札を失敬し、門柱は茂木の家に設置しました(今でもあるかな?)。春野家の表札は、もらいはしたものの、どうしたらいいかわからず、とりあえず沖縄にいっしょに来ました。ずっとテレビがなかったので、DVDを見たのもごく最近で、でも正直懐かしの景色以外はあまりぴんと来ませんでした。(ちょっとクセのある映画です:いっしょに見たハワイ出身のウーファーは喜んでいました。)それで表札はちょっとないがしろにされ、テレビ台の下に放置され、ほこりをかぶっていました。掃除するたびに所在無いこの表札に申し訳ない気がしましたが、処遇は5年間改善されないままでした。
先日フランス人のウーファーのカップルがやってきました。彼女の方が広島の貞子のモニュメントに千羽鶴を送りたいというので、ある夜皆で鶴を折っていました。冗談ばかり言っている陽気な彼は、日本の漫画や映画などにかなり通じていました。映画の話題がはずみ、山上が「彼に茶の味を見せたら喜ぶんじゃないか」と言い出しました。私は「え?うーん」と生返事をしてましたが、彼は「ん?チャノアジ?whatabout チャノアジ?(チャノアジがどうしたの)」と身を乗り出します。「えっ、まさか知ってるの?」というと、「一番好きな映画、そのために日本に来たようなもの」というではありませんか。ああなってこうなって、ここで彼がこう言って、ああもうこの場面最高!と、いろいろな場面を次から次へとあきれるほど細かく再現してみせてくれました。(・・・そんな場面あったっけ、といまひとつ乗れない私。)サントラも全部歌えるみたいで、『や・ま・よやーまよ♪』という歌は友人の結婚式でコーラスしたとか。ほこりをはらわれ、パンパカパーン、表札は晴れて彼の手へ!5年間待った甲斐がありました。うちからの旅立ちのときには、お札のようにリュックの上に載せてもらっていました。AuRevoir、元気でね〜!!!

posted by じんじん at 10:28| Comment(0) | 家族・日常ネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月15日

バリカン娘

今年の沖縄は、とっても暑かったのです。
一歳半の娘は肌のトラブルに見舞われました。
まず、あせもが大量に出現。腰、背中、腕、首筋、あご、鼻、おでこ。
海に行っても、我が家の万能薬・びわの葉エキスを塗っても、効果はいまひとつ。
そこへ、マンゴーかぶれ。
山上と長男が以前かぶれたことがあるので、娘に食べさせるときは顔につかないようによく気をつけていたのですが、ある日パーティで手を伸ばして勝手に食べてしまい、その次の日あごがかぶれてるなと思ったらすぐにじくじくしてきて、それがあっというまに顔全体に広がってしまい、さすがにやばそうだったので皮膚科へ。着いたころにはこのじくじくが、あせもがあるところ全部にひろがってしまい、かなりひどい状態になっていました。
診断は「とびひ」。お医者さんは、「髪の毛を丸刈りにしなさい。女の子でかわいそうだからといってやらない人は一月ぐらい治らない。薬漬けにするのとどっちがかわいそうですか。」といわれましたが、ふんぎりがつかず切りませんでした。
薬を飲んだり塗ったりしてとりあえず良くなったと思ったら、薬を使わなくなって2〜3日後、またあせもが全身に発生。しかも今度はにきびのように白い水泡ができ、またまたかなりやばい様相。また皮膚科へ行くと、これは、カビとあせもが混じっている、とのこと。カビとあせも用の薬を処方するけど、またとびひが悪くなる可能性もあると言われました。
新しい薬を使い始めて2日後の、東京へ出発する前日、水泡が超悪化、病院へ飛んでいくと、ありゃーとびひが再発しちゃったとのこと。前回の塗り薬の使い方が不十分で菌が完全に殺されていなかったらしい。また丸刈りにするように強くいわれる。「これ、ひどすぎるよ」だって!皮膚科にひどいって言われるとけっこうインパクトが・・・。
そこで、今回は腹をくくって、でも明日から東京だし丸刈りはあんまりだからと1センチに設定して、バリカンで頭を刈りました。ちょっと進んだ女の子みたい?アバンギャルドな感じ?いや、どこからどう見ても男の子・・・。
顔もぼろぼろだし、孫娘に会うのをそれはそれは楽しみにしてくれていた親が失神しては困るので前もって脅しておきました。
11日間の東京で、必死に薬を塗ったり飲ませたりして、見事にぴっかぴかになりました。皮膚科の薬は効果が強くて正直こわいのですが、とびひが広がるさまはもっとこわかったので、今回は素直にお医者さんの指示に従いました。それでも案の定、冷房なしの沖縄生活にもどったらまたあせもがでてきてしまい、びくびくしていますが、いまのところあせも以上に発展はしなさそうです。まだかなり蒸し暑いですが、少しは秋めいているのでしょう。

入院もしたし、いろいろ経験している末娘です。次は新型インフルかしら?
posted by じんじん at 11:51| Comment(4) | 沖縄って・・・! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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