プロフィール
沖縄県大宜味村で陶芸工房を営んでいます。↓蛍窯HPもご覧ください!
ウェブサイトURL:http://www.yamagami-manabu.com/
(移転・リニューアルしました)

2011年07月17日

「てぃーがんまる」

先日当螢窯で開催された「せせらぎのカハビラ」。
川が流れる自然の中でゆっくりしていただきたい、
ウーファーがいてくれることを生かして、珍しいインターナショナルなことを共有したい、
なによりも工芸に親しんでいただきたい、
などなど、いろいろな目的を持って企画しました。

中でも大きな目的のひとつは、「未来の工芸家の発掘」。
大宜味村には工芸家が多いのですが、芭蕉布会館以外は皆1人あるいは夫婦でやっていて、
後継者が育っていません。
他の過疎の村と同様、人口の流出と自然減少が起きている大宜味村。仕事がないことが原因のひとつとされています。
でも、工芸を生業にするって手もあるよ、ということを言っていかなきゃいけないよね、
子供たちに教えたいよね、という思いをもった数名の仲間で
「てぃーがんまる」というグループをつくりました。
子供たちに夢をもってほしい、との熱い思いをいだく村出身のYさんを中心に活動していきます。

てぃーがんまるとは、手遊びとか、いじくりまわすなどの意味がある方言だそうです。
いじくりまわして工夫して(てぃーがんまるして)、精度が上がるとてぃぐまー(手が器用)になる、っていうニュアンスみたいです。
主なメンバーはまさに、てぃーがんまるが高じて工芸作家になっちゃった、みたいな人たち。

余談ですが、将来の夢を、「村役場に勤めたい、安定しているから」と答える子がけっこういます。
安定化志向率はかなり高いです。家庭それぞれ色々事情はあるだろうけど、でも、それが夢?本当に安定イコール幸せ?もっと元気だそうよ!といいたい。

だからこそ、子供たちにアプローチすることが大切かなと思います。
そのためには、自分たちが夢を持ってかっこよく生きていなければいけないから、まずそこからやらねば、と襟を正して(襟付きの服なんかめったに着ないけど)います。

まずは、とっつきにくいうえにどうやって生活してるかわからない怪しい人種:工芸家っていうイメージを変えてもらって、楽しく交流!

「カハビラ」には村内の小学生全員に体験無料チケットを配ったところ、たくさんの子供たちが来てくれました。
これを次に、未来に、どうつなげていくか、考えています。
粘り強く、地道に、がんばります。
posted by じんじん at 07:56| Comment(0) | やきもの・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月12日

法然院寄付のご報告と、再び師氏。

週に一度はブログ更新って、何度決意したことだろう・・・(ぼやき)

私は今、5ヶ月のかわいい赤ちゃんとの生活のため、
公然とほぼ一日中家の中にいてゆったりとすごすことができ、屋外の過酷な暑さを感じずにすんでいて、そのことに感謝です。
(これは、だんだん赤ちゃんが寝なくなってきていろいろ作業が出来なくなっていることに対する不満を不満ととらえないようにするための自己暗示です。つまり、ブログがかけないことのいい訳です。要は、朝早く起きられないだけです。)

前置きが長くなりました。

とにかく、5月連休に京都・法然院にて開催した個展で、
「お面の売り上げは震災の寄付に」と宣言したことの報告です。

当初は、「特定非営利活動法人 アーユス 仏教国際協力ネットワーク」などへの募金を考えていましたが
東北方面への募金は既に何度か行ったことと、
実は私たちは夫婦ともに東北にほとんど個人的な縁がないこと、
であれば、程度の違いこそあれ実際にはかなりの被害を受けている、かつて住んでいた栃木・茨城でお世話になっていた方々に送ろう、ということになり、先日、本当に微々たる額ですが、送りました。

ここからが大事なんです。
この話を、構想段階で、山上が前出のSELP杜の会の師さんにし、研修者受け入れ用の建物が倒壊した先輩Yさんの名前を具体的に挙げたところ、
「それだっ!」となり、「あなたと縁のあるその人に次の展覧会をやってもらいたい」、となり、「売り上げから寄付もさせていただきたい」、となり(けっこうな額です)、
その場で名前と連絡先を控え、ネットで調べ、数日後にその旨をY氏に電話し、話がまとまりました。Y氏のほうからは、このことをずっと記憶に残すために、直す建物の柱の一本を施設のメンバーが作った作品で飾る、という提案がなされました。

6月に行った展示会ですが、私たちがいつも開催する個展の中でもかなり大きな売り上げとなりました。(いつもと違うのは、自分のお客さんはほとんどいない点。)そして、ハンディキャップの人たちが作った作品も同程度売り上げたとのことでした。
杜の会は営利団体ではないのに、ここまで数字が伸びるというのは、ひとえにトップの人の熱意ゆえだと分析しています。
私はお会いしたことがありませんが、話を聞いているだけで脳が活性化されてきます。あちこちのひとが刺激を受けて、行動が促進されているのがわかります。

ハンディキャップの方々の経済的自立というテーマに全身全霊で取り組んでいらっしゃる師氏の本気さが、共催展示会の場でも大いに反映されています。
posted by じんじん at 14:54| Comment(0) | やきもの・工芸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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