コーヒーの焙煎方法を教わったFさんのお連れ合いさまが作っていらっしゃる、「青空放牧豚」。
鳥でいえば地鶏といえばよいのでしょうか、広いスペースでのびのび育て、えさに薬を使わず、といういわゆるオーガニックな方法で養っていらっしゃいます。
品種は、沖縄原産種「アグー」。
沖縄戦で激減し、戦後は発育・肉量に優れる白豚に取って代わられた在来の黒豚。
何百年と飼われ続けてきた在来種の良さを認め、残したいとの思いで、県内に残っていたオスとメスを譲り受けて始めたそうです。
味は極上です。
赤ちゃんが生まれたというので、豚舎に行ってきました。
うちから20分くらいのところにあります。
いたいた、かわいい!!!
行くと「ふが、ふが」と親しげに近づいてくるので思わず撫でてしまいます。

黒くて顔が長くて、いのししに近い感じがします。
おっぱいを飲んでるさまは、圧巻でした。

授乳期間は42日間。一般的には25日前後だそうです。
ここで養っているのは、100匹くらい。すべて一人で管理なさっています。
1つのブロックに数頭しか入れず、さらに屋外の柵のところまで移動できるようになっています。運動することで肉が引き締まってさらに美味しくなるとのこと。
えさは自家配合のふすまや雑草、もろみ液など。
抗生物質が含まれている豚用飼料は一切与えていません。
普通は早く大きくするためにとうもろこしを与えますが、かわりに麦類を与えることで、成長は遅くなるけれど肉質は良くなるそうです。

一般の養豚場だと、屋外に放すスペースはなく、ブロックに囲まれた部屋にぎっしりと満員電車のように豚が詰まっているそうで、効率がよいため夫婦二人で何千頭も養えるそうです。
この方法だと、豚密度が濃いので病気になると一気に広まるおそれがあり、予防の抗生物質は欠かせません。
「青空放牧豚」の肉は100グラム240円前後。育つ日数が余計にかかるうえに一般の豚より小さいため、スーパーの肉よりは高いですが、それでもひとりで世話をしてぎりぎりの値段で、生活は決して楽ではないそうです。
栃木にいたころ、鶏をさばいたことがあります。足を捕まえ、くくって逆さづりにして、首に包丁を入れて血抜きをする。抜けたところでお湯に入れて毛をむしって・・・。
お湯に入れるところまでは夫がやったのですが、途中からやっただけの私でもすごく重苦しい気持ちになり、ぐったりしました。肉を食する、という意味を考えさせられた経験でした。
スーパーにパックになって並んでいる肉は、育ち方も処理のされ方も工業製品のよう。ですから、食べる罪悪感やありがたみが少ないように思います。
さばいた日を境に、肉の量を控え、買うときはなるべくちゃんと育てられたものを買うよう心がけるようになりました。
ですので、沖縄へきて、このような肉を作る人が隣人にいるとわかり、すごくうれしく思いました。(そのわりにあまりたくさん買ってないです。ごめんなさい!)
そのうち鶏も飼ってみたい。
沖縄の古い家では、敷地内に豚小屋の跡が残っていることがあります。
昔は各家で豚やヤギを飼って、お正月などのハレの日だけにご馳走として食べていたそうです。一年に何度も肉を食べられるのはお金持ちだけだったとききました。
豚小屋の上にトイレを設置し、人糞を食べさせたりもしたそうです。
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「青空放牧豚」 山本大五郎
905-1303
沖縄県国頭郡大宜味村喜如嘉626
090-7475-5266
*地方発送も可!!!
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